コハル日和

老猫・コハルとの日々

猫又修行の仕上げに旅立ちました

ブログを立ち上げた時には、こんな報告をこんなスピード感でするつもりは全くなかったのですが…

実は、自宅で酸素室に入ってから3日目、6月13日のお昼頃、コハルは息を引き取りました。

18才4ヶ月でした。

体調をガタガタと崩してから、ここまであっという間でした。

何から何までスピード感がすごくて、正直気持ちが追いついていません。

 

『息を引き取る』という表現がぴったりな最期で、大きく3回息を吸い、眠るように逝きました。

最期、あまり苦しまずに済んだように見えたのが救いです。

 

まだ自分の気持ちがうまく言葉にできないので、今回は報告だけで失礼します。

今後は気持ちについてとか、コハルがどんな猫だったのかとか、便利だった猫グッズとか、そういうことを書いていきたいです。

 

 

 

いきなりですが

まずは老猫・コハルの近況を。

現在、酸素室をレンタルし、自宅で酸素室に入っています。

こんな感じ。(猫入る前)

 

ブログを開設した時はここまでバタバタと事態が悪化するとは想像しておらず、未だここ数日の記憶が曖昧です。今日やっと、多少落ち着いたので、覚えている範囲で書こうと思います。

 

つい先日、かかりつけ医に呼吸が苦しそうという理由で診てもらったのです。

その日はレントゲンを撮ることに。

胸の辺りが真っ白で、「これは胸水が溜まってるから、明日半日預かりで抜けそうなら抜きましょう」と。

その日は帰宅し、少し苦しそうなコハルと共に一晩過ごし、翌日再度病院へ。

結果的には、さまざまな処置がうまくいき、先生も驚くほどの胸水が抜けました。

院内でできる胸水の簡易検査では、「良いものではないのは確実」という結果。

この歳で、色々な病気をして、良いものであるはずもないのでそこは特に驚きませんでしたが…。

今の段階で詳しい結果がわかっても、外科的な処置はできないので詳しい検査は断りました。なので、具体的に何の病気(?)なのかはわかりません。多分リンパ腫じゃないかな〜とは言われました。

 

胸水は、抜いている途中から呼吸が楽になっていくことがほとんどらしいのですが、コハルは抜いた後も相変わらず苦しそうだったので予定より長くICUに入れてもらっていたようです。

先生は、それが気がかりだと言っていました。

 

『胸水抜いてもらった!あんなにあったなんて、今は少しは楽になっただろう。ICUにも入れてもらったし。』なんて楽観していたのは束の間でした。

次の日、寝床からのそのそ起きてきて、いつも通りトイレをしました。

お、今日も良いしっこだね!なんて褒めていたのですが

トイレから出ると、口全開で息をしているのです。

一時的なものなの?と一瞬思いました。その状態のままのそのそと寝床に戻ったので、落ち着けば口呼吸しなくなるかな?と。

ところが、少し待っても治りません。治るどころか悪化しています。

慌てて病院に連絡し、すぐ連れてきて!とのことで病院へ。再びICU入りです。

今回、こうなる前に、酸素室レンタルをお願いしていたのですが、このままでは届くまでもたないぞ!ということで、酸素室が自宅に届くまでの間入院させてもらえることになりました。

病院も、酸素室レンタルの会社さんも、急なお願いで無理を聞いてくださって感謝しかありません。

 

そんなことがあって、現在は自宅の酸素室にいます。

中にいる限りはそれなりに呼吸が楽なようで、時折すやすや眠る時間も増えました(この数日、病院のICU以外では眠れていなかったようです)(気づくのが遅くなったのが悔やまれます)

何より、苦しくなさそうでただそれだけが救いです。

水を飲んだり、何かを口にしたり、寝返りを打つと、その後多少呼吸が荒くなりますが、口を開けるほどではありません。

 

しかし、おしっこは意地でもトイレでしたい!という強い意志表示があったので、酸素室から出してみたのですが、たちまち口呼吸になってしまい慌てて戻しました。

「ここにいれば少しは楽」ということが自分でわかっているようです。

結局、今日初めてトイレに行けず、酸素室の中でしてしまいました。

コハルはそれが悔しいのではないかな…と思って私は少し悲しくなりましたが、それどころではないですよね。おトイレ対策を考えねばです。

 

初めましてのご挨拶

18才、去勢済み雄猫・コハルの飼い主です。

18年前本牧で生まれ、里親募集で私に引き取られました。

紆余曲折あって、今は山の麓の小さな家でのんびり暮らしています。

 

若い頃にストラバイト結石を発症しましたが、それ以外は特に大きな問題もなく元気に生きてきました。

16才で上顎に腫瘍が見つかり、その半年後に甲状腺機能亢進症が発覚。17才で鼻に腫瘍ができ、その腫瘍の検査の際に、肺がんのようなものが見つかっています。

鼻の腫瘍と肺の影は、検査の結果「悪性ではない」「進行速度がゆっくり」とのことで

年齢的な厳しさ、通院の問題もあり、新たに見つかったものについては積極的な治療はしないことに決めました。

甲状腺機能亢進症のお薬は飲み続けていて、数値は安定しています。

今春の健康診断でも「数値バッチリ!18才とは思えない!」と褒めてもらったのですが、その数日後に体調を崩しました。

 

現在は、お気に入りスポットで1日のほとんどを寝て過ごしています。

歩き方はゆっくりよろよろ。腰か後脚を痛めたのかもしれません。

あまり動かなくなり、体重はぐんぐん減り、今ではもう、くびれがくっきりです。

自力で寝返りをうつ、ぬるま湯を飲みに行く、トイレに行くことはできるのですが、なかなかご飯を食べてくれず。

ここ数日の飼い主は、コハルがご飯を食べてくれるとちょっと泣いて喜ぶ、みたいな生活をしています。

 

今のところ、なんでも良いからご飯を食べて体力つけてほしい!というのが飼い主の願いです。

なので、日々どうすれば食べてくれるか試行錯誤しています。

 

毎日一喜一憂で気持ちの整理がうまくできず苦しいばかりなので、ここに記すことで少しでも落ち着けたらなあと思いコハルブログを開設しました。

今更ながらコハルの記録にもなるし、今後同じようなことで悩む飼い主さんの参考にでもなれるかな?なれたらいいなとも思っています。

(今まさに、先輩方のブログで情報を集め、気持ち的にも支えられています。大切な猫ちゃんとの思い出と共に、様々な記録を残してくださって本当にありがとうございます。)

 

 

これからよろしくおねがいします!